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母校から6年ぶりに東大へ。東京大学文科一類の合格体験記





こんにちは!東京大学文科一類の山田です!!

この記事は僕の初めての執筆ということで、まずは自分の合格体験記を書きたいと思います!

まずは簡単に自己紹介をさせてください。

僕は東大文一に2015年に入学しました。出身は三重県の中堅私立で、母校からは6年ぶりの東大合格者です。と言っても、僕が合格した次の年から毎年合格者が出ており、プレミア感がなくなって少し寂しくはあるのですが、、、(笑)

それはさておき、都市部でない地方というのはそもそも東大に関する情報や塾、同志望のライバルが少なく、主体的に勉強し続けない限り東大合格は困難なものとなります。

そうした環境を経た僕の合格体験記は、同じ境遇の方にはもちろん、今の段階で東大に行けるか不安な方にもきっと役立つものだと思います。

それでは具体的な内容に移っていきましょう!




1日あたりの勉強時間(平日/休日)

高1 3時間/5時間

高2 4時間/5時間

高3 5時間/10時間

よく受験勉強をいつ始めたか、という質問がありますが、僕は受験勉強というものはそもそも存在しないと思っています。

学生時代に学んだことは全て何かしら受験に影響するのですから、みなさんが今の時点で何かを勉強しているなら、それはもう立派な受験勉強だと思います。

それよりかは、いつまでに受験に必要な範囲を終えるかの方が大事だと思います。



オススメの勉強法

総論

勉強法
まずは計画の立て方について。

僕は自分の勉強は手帳で管理していました。

月ごとにやるべき勉強、参考書を列挙して番号をつけ、それらを1日あたり何ページ進めるかを決めます。そしてそれをカレンダーに割り振っていきます。達成したらその番号を斜線で消すなどしていきます。

この方法によって、あらかじめその日に何をやるのかが明確になり、また何をしたかが視覚化されて勉強効率が格段に向上すると思います。

これは本当にオススメです。

次に勉強中の工夫について述べたいと思います。

僕は集中力がなく我慢も好きではなかったので、集中力が限界だと思ったらすぐに勉強を中断しました。

気分転換にご飯を食べたり、散歩したり。眠くなったら20~30分ほど仮眠するようにしました。

体感では、いやいや勉強した30分と集中して勉強した5分は同じくらいの密度だと思います。もっとも、集中力の持続時間を伸ばす努力はもっとしておくべきではありましたが、、、(笑)

英語の勉強法

僕は毎日単語、例文暗記、和訳、長文をルーティーンでやっていました。文法は例文暗記のところに含まれます。

この例文暗記というのはなかなか優秀で、一つ例文を覚えるだけで文法だけでなく単語、和訳、そして英作文までカバーできるという優れものです。

毎日英語に触れることが英語を得意にする近道だと思います。

数学の勉強法

二次試験で武器にできるほど得意ではなかったので参考までに。

まず何よりも早く正確な計算をできるように訓練しましょう。これが大前提です。

少しでも不安があれば計算ドリルでも買ってやりまくるべきだと思います。次に出てくる公式をしっかりと理解し運用できるようにしましょう。

これは頭を使うというよりは反復練習です。

特に数2Bなんかは公式や計算自体が複雑なので、この時点でつまずいている人が多いような気がします。

これがいわゆる基礎であり、その徹底こそが数学で最も大事だと思います。

応用問題に関しては、いきなり手を動かすのではなくまずは解く道筋を頭の中で考えましょう。

普段からそういう解き方をしておくことで、試験本番でもスムーズに記述できます。

また、普段の勉強においては、その問題を復習する際にいちいち解き直す必要性がなく、効率的に見直しができます。

解答への方向性さえ確認できればその問題は解けたことになります。

ただしそのためには先に述べたような、早くて正確な計算・公式の運用ができていないといけません。その意味で、数学の勉強はこの3ステップで構成されると言っていいかと思います。

現代文の勉強法

僕は東進の林先生の解き方を参考にしました。

本文の論理構成をしっかりと把握して問題を解いていく、それに尽きます。

ただし、選択肢の問題であってもまずは自分で大まかな答えを作ることが大切です。(頭の中なりメモするなり)

センターであれば「どういうことか」と聞かれたら傍線部を2~3に分解してそれに対応した箇所を探し、主語がなければ主語を付け加え、指示語が入っていたらそれを補う。

「なぜか」と聞かれたら「だから」「故に」「なぜなら」などの因果関係を表す表現を探し出す。単純な作業です。記述も同じです。自分で作ったその大まかな答えをもっと丁寧に答案に書けばいいだけです。

古文の勉強法

やることは英語と変わりません。

単語と文法を徹底的にやれば大丈夫です。

あと現代語訳の仕方ですが、これは傍線部を品詞分解してスラッシュし、それぞれ置換していく方法が最も有効だと思います。(わりと有名かとは思いますが)そして必要に応じて主語、動詞、目的語等を補えばいいかと思います。

古文がそもそも苦手な人は、出会った文章をその都度このやり方で現代語訳していくといいかと思います。

漢文の勉強法

これも句法を中心に勉強すれば大丈夫かと。

ある程度の熟語や漢字一文字ごとの意味も押さえておくといいと思います。

日本史の勉強法

まずは教科書に沿って通史を勉強していく、王道的な勉強で問題ないと思います。

ただ、ここでとても役に立ったのが、時の政権担当者を時系列順に暗記するというものです。

これは特に、明治以降に登場した内閣ごとの業績や出来事を整理する上で非常に重要です。

このやり方で覚えると、年代ごとの暗記に加えてその時の政権担当者の時期に何があったかという二つの軸ができるので、センターの時系列順での並べ替えや論述でのキーワード探しにとても役立ちます。

なお、この覚え方は「超速日本史」という参考書に載っています。

高校時代、日本史担当の先生が毎授業の初めに生徒全体にこれを唱和させていました。

3ヶ月もすると、何も見ずにスラスラ口から出てくるようになります。

また、歴史は語呂合わせがとても有効だと思います。

鎌倉仏教やちなみに、東大日本史というのは日本で一番コスパのいい入試だと思います。

というのも、センターで8割くらい取れるだけの知識さえあれば、各大問ごとの大まかなテーマを押さえておく以外にそれ以上勉強することがないからです。

東大日本史は大問が4つあり、それぞれ古代、中世~近世、近代、明治以降のテーマで60~80文字くらいの論述形式です。

しかも単なる論述ではなく、問題文や資料から推測されることを書け。的な問題なので、当日いかに頭を使って推理するかが重要となります。

なので日頃から推理する練習をし、大まかなテーマをおさえておけば特に対策する必要がありません。

テーマに関しては市販の参考書等を見てください。

世界史の勉強法

世界史もまずは教科書に沿って通史を勉強していきましょう。

世界史は知識はもちろん時系列も複雑で大変なので、これも語呂合わせが便利です。

特に東南アジアの各国における王朝の変遷やフランス革命、トルコ革命あたりは複雑だったので、出来事の頭文字を無理やり結びつけて暗唱を繰り返していました。

これがなかなかハマり、特に時系列の暗記がかなり楽になりました。

東大世界史は第一問が大論述、第二問が中小論述、第三問が一問一答形式です。

第三問の配点に関しては10点派と20点派で意見が分かれますが、点数開示的には20点かなと思います。

大論述はまず大まかな流れを決めると同時に指定語句をグループ化し、適切な文脈に乗せればいいと思います。また、各指定語句に関して付随的な用語や説明を加えるとよりいいかと。

物理基礎の勉強法

教科書を読んで薄めの問題集を繰り返し解きましょう。

化学基礎の勉強法

教科書を読んで薄めの問題集を繰り返しときましょう。

オススメの参考書

参考書

英語の参考書

DUO:単語と言えばこれ。例文の中に単熟語が詰め込んであります。ここの例文を丸々東大模試で書いたら満点が来ました(笑)復習用CD(ひたすら例文が流れ続ける)を毎日通学中に聞き流してました。


英文和訳演習上級編(駿台文庫):俗にいう意訳ではなく、英文に忠実で丁寧な訳し方が身につきます。


英文読解の透視図:倒置や省略など、一見わかりづらかったり複雑な文の訳し方が身につきます。


キムタツの東大リスニング:東大受験生の大多数が使っているかと思います。毎日やるとgood。


英語の構文150:学校で配られたものですが意外とバカにできません。高校英文法が一通りカバーできるので、例文を暗記しておくとほとんど困りません。

数学の参考書




大学への数学:典型問題と過去問の橋渡しに。

~希望塾編集部のコメント~

↓こちらも参考にどうぞ
【東大&慶應生による】「大学への数学」の使い方・レベル・評価・勉強法

現代文の参考書

センター、東大過去問:これに勝る良問はないと思います。解き方さえ身につけてしまえばあとは演習するのみ。

漢文の参考書


漢文ヤマのヤマ:句法と熟語、単語が見やすいので勉強が苦になりません。


新明説漢文:学校でもらったやつです。見にくいですがヤマのヤマより詳しいので辞書がわりに使いました。

日本史の参考書


超速日本史(ブックマン社):オススメの勉強法で述べた政権担当者の覚え方がとても良いです。読み物としても面白いので息抜きに読むのもgood。




石川の実況中継:これは割と有名ですね。CDは重宝します。先生がしつこいので(笑)何度も聞いていると声が耳から離れなくなります。これも通学中聞くのをオススメします。

日本史諸説:東大を受けるならこの教科書を使うべき。

過去問:教科書読んで過去問解く以外に二次試験の対策はありません。1問1問じっくりと考えてください。東大日本史の問題は独特ゆえにサンプルが少ないので。

世界史の参考書


世界史ワンフレーズ:年号暗記に重宝しました。


各国史(z会):タテの歴史を整理するのにこの上なく役立ちました。間違いなく受験期後半の要となる一冊です。

世界史諸説:基本は教科書です。

受験時代苦労したこと

苦労したこと
高2の時にゲームをしすぎて成績が下がってしまいました。塾の先生にガチギレされてさすがになんとかしようと思い、高3になるまでには何とか持ち直せました。また、モチベが下がることが結構あったのですが、そのときは模試で成績を競っていた医学部志望の友人をライバル視することで頑張りました。ライバルの存在はでかいです。

受験生へのアドバイス

アドバイス
勉強できる環境が整っているというのは本当に素晴らしいことです。動機や目標にこだわらず、とにかく何かを学び、新しい発見をする楽しさを大事にしてください。

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